ここでは、ガルバリウム鋼板の基礎知識やメリット・デメリットを紹介しています。家づくりにガルバリウム鋼板を検討してみたい、どんな建材なのか興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
ガルバリウム鋼板とは、1972年にアメリカのベスレヘム・スチール社が開発した金属素材の一種で、日本では略して「ガルバ」とも呼ばれます。
詳しくはガルバリウムという合金(アルミニウム・亜鉛・シリコン)でメッキされた鉄のことで、メッキ層が板の「芯」の部分の鉄を保護しています。
ガルバリウム鋼板は、金属素材でありながら耐久性が高いのが最も大きな特徴です。錆びからはじまる穴さえ開かなければ非常に長持ちで、耐用年数は25年~35年もあります。
他にもさまざまな利点があることから、住宅はもちろん、店舗や工場、事務所など、さまざま建築物の屋根・外壁の建材として選ばれています。
ガルバリウム鋼板の長所は、耐久性の高さだけではありません。他にも以下のようなメリットがあります。
ガルバリウム鋼板の費用は、建材を使う場所や製品によっても大きく異なりますが、他の屋根材や外壁材の同価格帯の製品に比べて耐久性に優れていることから、コストパフォーマンスの良い建材と言えます。
また、軽量で持ち運びしやすく、短時間で工事できる点も費用面に寄与する理由のひとつです。
断熱材が一体になった製品や防音性などの付加性能を備えた製品であれば、通常のガルバリウム鋼板よりも価格は高くなります。ただ、暑さや寒さ、音を遮るために他の部分でコストがかかることを考えると、高機能のガルバリウム鋼板を選ぶほうが、結果としてコスト削減につながるでしょう。
ガルバリウム鋼板は金属でできているため、まったく錆が発生しないわけではありませんが、金属系の外壁材の中では防錆性が高いと言われています。
ガルバリウムに含まれるアルミニウムは、メッキの表面を酸化させ、酸化膜と呼ばれる薄い膜をつくります。この膜が錆びを進行させない役割を持っているため、中の鉄を錆から守ってくれるのです。
外壁材として利用されるガルバリウム鋼板は、モルタル外壁に比べて1/10、窯業サイディングに比べて1/4の重さしかありません。
また、屋根材のガルバリウム鋼板は、瓦と比べて坪あたりの重さが1/6、スレートの1/3と軽量です。
軽量な建材を使うほど、地震が起こった際の建物の揺れは小さくなります。ガルバリウム鋼板が耐震性にも優れていると言われているのは、その軽さゆえなのです。
ガルバリウム鋼板を使用した外壁の建物は、金属ならではの質感が、高級感のある雰囲気を演出します。落ち着いた色合いを選べば重厚感も加わるため、シンプルでスタイリッシュな外観にしたい方におすすめです。
金属系の建材でありながら木製の外壁材や建具とも相性が良く、組み合わせ次第では都会的で洗練された雰囲気にも仕上がります。
また、ガルバリウム鋼板の屋根材は和風建築ともなじみが良く、日本的な風合いをこわすこともありません。洋風、和風どちらの建物に取り入れても、デザイン性を損なわないのも人気の理由です。
金属屋根は雨音がうるさいといったイメージを持つ方もいるでしょう。しかし、ガルバリウム鋼板は金属でありながら遮音性に優れています。
特に、断熱材一体型のガルバリウム鋼板は遮音性が高く、家の中に伝わる雨音は小さくなります。通常の屋根材よりも雨音を低減するほか、外壁材でも外の騒音を低減する結果が出ています。
音の聞こえ方には個人差がありますが、音に敏感な方でない限り、普通に生活していて雨音が気になることはほとんどないでしょう。
ガルバリウム鋼板はメリットが多く優れていますが、完璧な建材というわけではありません。以下のようなデメリットも存在します。
ガルバリウム鋼板は金属でできた建材ですから、錆に強いとは言え、完全に錆びないわけではありません。沿岸部や森林の近くなど、湿度の高い場所では錆びるリスクが高まります。
また、建物の近くに工場や線路などがある場合、金属の摩擦による鉄粉が風に乗って運ばれてガルバリウム鋼板に付着し、「もらい錆」を起こしてしまうケースがあります。
さらに、ガルバリウム鋼板の一部に傷や穴が開いてしまうと、そこから錆が発生し、広がってしまうリスクもあります。
ガルバリウム鋼板の中には、薄い製品や平らな部分の面積の多い、フラットなデザインの製品があります。これらのタイプは外からの衝撃に弱いため、何かが強く当たると、その衝撃によってへこんでしまうおそれがあります。
例えば子どものボール遊びが原因でへこむ、家具を搬入するときなどにぶつけてへこむケースがあり、十分な注意が必要です。
多少の衝撃ですぐにへこんでしまわないよう、外壁には厚みのある製品や平らな部分が少ない波型の製品などを選ぶと良いでしょう。
金属の質感を活かしたスタイリッシュな雰囲気を演出できるガルバリウム鋼板ですが、デザインの種類は多いとは言えません。
特に、外観の印象を左右する外壁材のバリエーションは他の建材に比べて少なく、気に入ったデザインが見つからない方もいるでしょう。
自分のイメージに合ったデザインから比較して検討したい場合は、少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ガルバリウム鋼板には、さまざまなメリットがあり、優れている一方で、デメリットも存在する建材であると分かりました。
ここでは、それを踏まえた上で、ガルバリウム鋼板を選ぶのに向いている人、おすすめな人を提案します。
金属ならではの無機質な感じが好き、スタイリッシュで重厚感のあるデザインが好き、など、他の外壁材と比べてガルバリウム鋼板の風合いが好きな方ならぜひおすすめです。
家全体のデザインイメージや風景との調和を考えて良いと感じるなら、ガルバリウム鋼板を取り入れると良いでしょう。
建物の建築でコストパフォーマンスを求めているならガルバリウム鋼板がおすすめです。ガルバリウム鋼板の耐用年数は25年~35年と長く、錆びに強い建材です。
また、リサイクル可能な金属でもあるため、将来の改修・補修やリフォーム時のコストを考えてもコストパフォーマンスは高いと言えます。
ガルバリウム鋼板は一般的な屋根材や外壁材に比べて軽いため、揺れに強い特性を持っています。日本は地震の多い地域ですから、耐震性の高さは重要です。少しでも建物の耐震性を上げたい方にはガルバリウム鋼板をおすすめします。
ガルバリウム鋼板は耐久性が高く、遮音性や耐震性にも優れた建材であると分かりました。
一方で、錆びないわけではない、デザインのバリエーションが少ないといったデメリットも存在します。家の建材にどれを使おうか迷っている、どんな建材を選べば良いか分からない方は、豊富な施工実績を持つ業者に一度相談してみることをおすすめします。
本サイトでは、ガルバリウム鋼板を建材として使用している業者も紹介しています。さまざまな業者を比較した上で、自分に合ったところを見つけてみてください。



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